
矯正で目立たない種類があるなら知りたいという方もおられるでしょう。今日は、矯正で目立たない種類について詳しくご紹介いたします。
目次
矯正では何を改善する?
一般的に歯科矯正が気になる方のほとんどは、歯並びの改善を目指して行われると思います。歯並びが悪い方の多くのお悩みは下記に分類される不正咬合です。
- 出っ歯(上顎前突)
- 受け口(下顎前突・反対咬合)
- 前歯が噛み合わない(開咬)
- 八重歯や歯のガタガタ(叢生)
- 上顎の前歯が下顎の前歯を覆う(過蓋咬合)
これら以外にも、すきっ歯(正中離開)やガミースマイル、切端咬合などを不正咬合と呼びます。
もちろん歯並びの悪さなどによる見た目の問題(不正咬合)を治療で治すということは大切です。ただ、それ以外にも歯列矯正を行うことで、下記のお口のトラブルを改善することが可能です。
- 上下の前歯・奥歯の噛み合わせを正しい噛み合わせにする
- 上下の歯でしっかり食べ物を噛むことが可能になり、咀嚼機能が改善する
- 咀嚼という歯の機能により、消化器官への負担の軽減や、栄養素を摂取できる
矯正で目立たないものはある?

では、矯正の治療を検討される際に気になる点を挙げてみましょう。
- 保険適用外であるため歯科医院によって費用が異なる
- 料金が高い医院や安い医院、トータルフィーや管理費が必要とまちまちである
- 矯正器具の装着時に人との食事や会話の際の見た目が気になる
矯正治療はクリニックによって、取り扱う矯正装置が違います。今回は、子供の矯正ではなく、当院で取り扱っている大人の矯正装置の種類についてご説明します。
全ての歯が乳歯から永久歯に生え変わった12歳以上でしたら、大人と同じ矯正装置や治療法となります。
ワイヤー矯正
表側矯正(普通矯正)
歯の色に近いブラケットを歯の表側に装着し、表側に銀色のワイヤーを通し、歯を動かす矯正方法
ホワイトワイヤー矯正(審美矯正)
歯の色に近いブラケットを歯の表側に装着し、表側に白い色のワイヤーを通し、歯を動かす矯正方法
裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正)
薄いブラケットを歯の裏側に装着し、オーダーメイドで作製した銀色のワイヤーを通し、歯を動かす矯正方法で当院ではインコグニトを採用しています
マウスピース矯正
透明で取り外しがご自身で可能なインビザラインというマウスピースを定期的に交換して歯を動かすことで、理想の歯並びに近づける矯正方法
ホワイトワイヤー矯正はワイヤー矯正と比較すれば見えにくい矯ですが、近くで話す際には矯正治療中の状態だと気づかれてしまいます。距離が近くても目立ちにくい矯正ということでしたら、裏側矯正や、インビザラインで行うマウスピース矯正です。
目立たない矯正のメリット・デメリット
裏側矯正
- 前から見た場合、矯正治療中と人にわからないため、職業柄矯正をしにくい方も可能な治療法
- 型どり後、海外へオーダーメイドで発注し、作製するワイヤーであるため、患者様ご自身にフィットするワイヤーで治療ができる
- 舌が装置に当たるため、慣れるまでは滑舌や発音、発声に影響が出るケースがある
- 表側から矯正治療を行うよりも、治療期間が長くなる可能性がある
- 表側からの矯正治療と比べて費用が高い
マウスピース矯正
- インビザラインは装置の脱着が患者様ご自身で可能なため、他の人と食事をする前に外せて、矯正治療中とわからない
- 透明のマウスピースであるため、装着した時でも矯正中とは気づかれにくい
- 治療を開始する際にすべてのマウスピース(アライナー)を海外で作製するため、費用が表側矯正に比べて高い
- 表側から矯正治療を行うよりも、治療の時間が長くかかる可能性がある
まとめ

部分矯正か、全顎矯正かによっても、費用や治療期間は異なります。歯並びのお悩みがある方は、予約制ではありますが、一度無料カウンセリングを行っている歯医者さんへお気軽にご相談ください。スタッフがお悩みをお伺いし、歯科医師が患者様の口腔内をしっかりと診断することで、あなたに合った矯正治療を提示します。